遠赤外線

解説

赤外線とは、電磁波の中でも目に見える光(可視光)よりも長く、電子レンジなどで使われるマイクロ波よりも短い波長の電磁波のことを指します。

遠赤外線は体の中から温める?


これは、誤りです。

言葉の意味をしっかりと考えて見ましょう。言い換えればこれは「遠赤外線を体の表面に当てると、体の内部を優先的に加熱することができる」という意味に取れます。

電磁波を体の表面に照射した場合、エネルギーは表面から内部に侵入するに連れて、減衰していきます。(参照:光加熱の物理学)

暖房器具や健康器具などでは熱輻射を利用している場合がほとんどです。遠赤外光は人体組織(ほとんが水)の加熱効率が高い(吸収係数が高い)くなっています。ただし、代わりに輻射で得られるエネルギーは近赤外光よりも低くなります(遠赤外線を優先的かつ効率的に発生させるには工夫が必要です)。よって、表面を徐々に温めることになります。これが、「体の中から温める」という誤った表現につながったと考えられます。

身近な例では肉料理と同じです。強火で加熱すれば表面だけが焦げて、中は生という状態にできますし、弱火で加熱すれば全体に温度が加熱されるので中まで火が通ります。温度変化が伝わるスピードと加熱の強さのバランスが大事という事です。「体の中から温める」というのは、弱火で加熱するのと同じような現象がおきていると見ることができます。

逆に言えば、遠赤外線でも強い強度を出した場合は、体の表面のみを焦すことができます。

リンク

似非科学撲滅の講演 遠赤外線編←何が正しいか?は「理解」することが大事。

  • 最終更新:2013-11-24 11:43:09

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